彼女は何時ものように鼻歌を飛ばしながら立ち上がり、水の入ったポットとコップを持ってくる。
 歌うと喉が渇きやすくなるのだろうか、それとも喉を痛めない為だろうか。
 トトト、と気持ちの良い音と共にコップに注がれる水。
 そしてコップに口をつけ、こくこくと飲み始める。
 その仕草さえもドキリとしてしまう僕は本当に馬鹿だ。
 こく、こくとゆっくりと水を飲む姿は、見るだけでは幼いような気もするが、その中に色っぽさも入っているのだろう。
 (ああ、言っている意味がわからなくなったきた!末期かもしれない)

「ぷは」
「…口、拭いたらどうですか。濡れてますよ」


 僕がそう告げるとスピカさんは、あ。と声を上げた後服の袖でこしこしと唇をぬぐう。
 そして、えへへ、と笑うのだ。
 そんな姿さえも愛しくて、本当に、理性が、




このままでは可笑しくなる。


君が愛しすぎて!




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